「理学療法士の転職サイトはどれを使えば良い?」
「転職エージェントを選ぶ基準は?」
年収アップや環境を変えるために転職する方で、どの転職サイトを選べば良いか迷う人は多いです。
この記事では、4回の転職で
- 1日10時間労働土日なしから週4勤務
- 年収300万円から年収450万へアップ
これらを経験した理学療法士の筆者がおすすめの転職サイトを紹介していきます。
転職サイトを利用した転職を考えている理学療法士の方はぜひ参考にしてください!
おすすめ転職サイト
【PTOT人材バンク】
理学療法士におすすめの転職サイト3選
【徹底比較】
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転職 サイト名 |
PTOT人材バンク | PTOTSTワーカー | ジョブメドレー |
おすすめポイント | 介護・小児領域の求人が豊富 | 業界NO.1の求人数 | 企業からのスカウト機能 |
公開 求人数 |
16,934件 | 19,131件 | 9,282件 |
対応地域 | 全国 | 全国 | 全国 |
サポートタイプ | エージェント型 | エージェント型 | サイト型 |
検索機能 | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ |
詳細 |
理学療法士が転職サイトを選ぶうえで大切なポイント6選
理学療法士が転職サイトを選ぶうえで見るべきポイントは以下の6点です。
- 転職サイトの種類
- リハビリ職特化型の転職サイト
- 求人数が多い
- 営業がしつこくない
- 転職サイトの運営歴が長い
- 検索機能が充実している
1.転職サイトの種類を確認
(サイト型かエージェント型か)
転職サイトがサイト型とエージェント型のどちらのサポート形式を取っているか確認しましょう。それぞれの特徴は以下の通りです。
サイト型 | エージェント型 |
紹介などはなく、自分で検索する
担当者などがいない為自由に活動できる |
面接対策や求人紹介などのサポートあり
LINEや電話でのやりとりが必要 |
サイト型は転職に関するサポートが少ないですが、自分のペースで転職活動を進められます。エージェント型は転職サポートがありますが、エージェントと連絡を取る必要があり、活動期間も限定的であることが多いです。
どちらにもメリット・デメリットがあるため、自分の転職に対する意欲や生活スタイルなどに合わせて選択しましょう。
始めて転職をする方には、履歴書の添削や面談対策をしてくれるエージェント型の転職サイトがおすすめです。
2.リハビリ職特化型の転職サイト
理学療法士が転職する際には必ずリハビリ職や医療・介護に特化した転職サイトを選びましょう。
理学療法士を始めとする医療系の職種は一般職とは異なり、転職の際に重視しなければいけない点がかなり特殊です。
- 需要が多いため不採用になることが少ない
- 病院や介護施設ならではの人間関係がある
- 業態や領域によって年収の上限が決まっている
医療・介護に関係する職場の知識が不足していると、希望とは異なる職場を提案されたり、こちらの希望が上手く伝わらない可能性があります。
また、病院や施設側も一般職向けの転職サイトよりも医療・介護に特化した転職サイトに求人を出している場合がほとんどです。
転職サイトを選ぶ際には、必ずリハビリ職特化型の転職サイトを利用しましょう。
3.求人数が多い
転職サイトを選ぶ際には、求人数を必ず確認しましょう。求人数が多ければ多いほど選択の幅が広がり、理想の職場に出会える確率が高くなります。
求人数が少ないと、地方での勤務を検討している方や、時短勤務希望の方など条件にこだわりがある方は、検索にヒットする求人自体が少なくなってしまう可能性があります。
求人数を比較する際には、公開求人と非公開求人をどちらとも確認しましょう。
4.営業がしつこくない
転職サイトの口コミや評判などで営業の頻度や質を確認することも重要です。
転職サイトやエージェントは、人材を転職させた紹介料を病院や施設からもらうことで利益を得ています。そのため、必死に転職させようとしてくるサイトやエージェントが一部存在します。
流れや勢いに任せた転職は上手くいくことが少なく、営業を頻回に行って転職を斡旋してくる企業は悪質であることが多いです。
口コミや評判で「営業がしつこい」「電話ばかりかけてくる」などの投稿がないか確認しておきましょう。
5.転職サイトの運営歴が長い
転職サイトの運営歴が長いと知名度が高くなります。
運営歴が長く知名度の高い転職サイトは医療施設や企業からの信頼や関係構築が進んでおり、結果的に求人が集まりやすいです。
多くの求人が集まるほど、求職者も複数の候補から比較検討ができます。サービスの質も担保されていることが多いため、サイトの運営歴は確認しておきましょう。
6.求人の検索機能が充実している
サイトの検索機能が充実していると自分に合った求人が見つけやすくなります。
- 施設形態(クリニック、回復期、急性期、訪問、施設)
- 診療科目(整形外科、精神科、脳神経外科)
- 勤務時間
- 時給、年収
- 最寄り駅などの立地
これらの一般的な条件に加え、
- キーワード検索
- ブランクや経験年数
- 託児所の有無
- 住宅手当や交通費
などのこだわり条件が検索できるかも確認しておくべきポイントです。
理学療法士におすすめの転職サイトランキング5選
ここからは、理学療法士におすすめの転職サイト5選を紹介していきます。
- PTOT人材バンク
- PTOTSTワーカー
- ジョブメドレー
- マイナビコメディカル
- メドフィット
介護・小児の求人が豊富
PTOT人材バンク
画像引用:PTOT人材バンク
PTOT人材バンクは実績が豊富なリハビリ特化型の転職サイトです。利用者数や求人数が多く、中でも介護領域への転職には圧倒的な強みがあります。
介護領域は高収入な職場が多いため、年収アップのために転職をしたい方におすすめです。
また、LINEでのやり取りにも対応しており、自分のスタイルに合わせて柔軟に合わせてくれるやりとりのしやすさも忙しい方にはうれしいポイントです。
公開求人数 | 16,934件 |
高年収求人の数 | 262件 |
対応地域 | 全国 |
口コミ・評判 | 良好(4.5/5) |
サポート体制 | LINE対応〇
履歴書添削あり 面接対策あり オンラインでの施設見学対応 |
サイトの操作性 | 使いやすい(4.5/5) |
こんな人におすすめ
- 運営歴が長く実績のある転職サイトが良い
- 介護領域への転職がしたい
- 転職サポートをしっかりしてほしい
メリット
デメリット
業界NO1の豊富な求人数
PTOTSTワーカー
画像引用:PTOTSTワーカー
PTOTSTワーカーは業界NO1の求人数と全国展開が魅力の転職サイトです。
病院やクリニックへの転職に強く、地方でも求人数が多いため、住んでいる地域や経験年数を問わず転職サポートが受けられます。
公開求人数 | 19,131件 |
高年収求人の数 | 370件 |
対応地域 | 全国 |
口コミ・評判 | 良好(4/5) |
サポート体制 | LINE対応〇
履歴書添削あり 面接対策あり |
サイトの操作性 | 使いやすい(5/5) |
こんな人におすすめ
- とりあえず1番人気のサイトを選びたい
- 求人数が多いところが良い
- 病院・クリニックへの転職がしたい
メリット
デメリット
スカウト機能があるサイト型
ジョブメドレー
画像引用:ジョブメドレー
エージェント型ではなくサイト型で選ぶならジョブメドレー一択です。
自分のペースで転職活動ができて、検索機能も充実しています。
また、病院・施設からのスカウト機能もあり、確実に転職を決めたい方にもおすすめできます。
公開求人数 | 9,282件 |
高年収求人の数 | 841件 |
対応地域 | 全国 |
口コミ・評判 | 普通~良好(3.5/5) |
サポート体制 | なし |
サイトの操作性 | 使いやすい(5/5) |
こんな人におすすめ
- まずは情報収集だけしたい
- 自分のペースで転職活動を進めたい
- ニッチな分野で働きたい
- スカウト機能、勤続支援金など独自のサービスに興味がある
メリット
デメリット
安心の大手が運営
マイナビコメディカル
画像引用:
マイナビコメディカルは大手マイナビが運営する医療従事者専門の転職サイトです。
都市部での転職に強く、転職サポートの内容も充実してます。
公開求人数 | 10,784件 |
高年収求人の数 | 150件以上 |
対応地域 | 全国(都市部が中心) |
口コミ・評判 | 良好(4/5) |
サポート体制 | 履歴書添削
面接対策 転職スケジュール管理 給与交渉 |
サイトの操作性 | 普通(3/5) |
こんな人におすすめ
- 大手の転職サイトを使いたい
- 若手・第2新卒
- 都市部で転職をする
メリット
デメリット
スピード重視ならココ
メドフィット
画像引用:メドフィット
メドフィットは登録から紹介、転職先決定までのスピードが早いことで有名な転職サイトです。
とにかく早く転職がしたい方におすすめできます。
公開求人数 | 1,127件 |
高年収求人の数 | 30件以上 |
対応地域 | 全国(地方はほぼなし) |
口コミ・評判 | 普通(3/5) |
サポート体制 | 紹介スピードが早い
面接のスケジュール作成 |
サイトの操作性 | 普通(3/5) |
こんな人におすすめ
- とにかく早く転職がしたい
- 1ヵ月以内に内定を決めたい
- 担当者とこまめにやりとりがしたい
メリット
デメリット
理学療法士から一般職への転職はココがおすすめ
理学療法士から一般職へ転職する場合には転職エージェントの活用が必須です。
理学療法士は専門性が強い一方で、その職歴を生かせる一般職は少ないです。そのため、特定のスキルを必要としない一般職に第二新卒として転職する形になります。
理学療法士の転職よりも一般職の転職は何度がグッと上がるため、転職エージェントからのサポートを受けながら転職活動をしましょう。
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サイト名 | doda | マイナビ エージェント |
リクルート エージェント |
対応地域 | 全国 | 東京・神奈川・千葉・愛知・岐阜・三重・大阪・京都・奈良・兵庫・滋賀 | 全国 |
求人数 | 16万件以上 | 20万件以上 | 25万件以上 |
特徴 | 医療分野からの転職実績多数
20代転職に有利 |
20代に特化
スカウト機能 定着率90%以上 |
幅広い年齢層に対応
求人数が業界NO.1 年収アップ実績多数 |
サポート | 職務経歴書作成
職業別年収等の図鑑 適性診断 |
キャリアアドバイザーによる添削
転職市場レポート |
各業界専任のコンサルタント在籍
オンライン面談 |
画像引用:doda ・マイナビエージェント・ リクルートエージェント
迷ったらジョブメドレーとPTOT人材バンクへの登録がおすすめ
どれがいいかわからない、という方には、ジョブメドレーに登録してからPTOT人材バンクへの登録がおすすめです。
ジョブメドレーではエージェントからの営業や提案がないため、検索機能で自分が希望している勤務形態や領域、場所にはどのような病院・施設があるか、また給料や勤務時間の相場を把握します。
その後、PTOT人材バンクに登録し、エージェントに希望を伝えて提案を受けることで、相場感を理解した上で提案先の病院・施設を判断できます。
エージェント型転職サイトへの登録に迷ったら、求人数が多く、LINEでの連絡が可能なPTOT人材バンクを選んでおけば間違いないでしょう。
理学療法士が転職サイトを使う4つのメリット
理学療法士が転職サイトを使うメリットは以下の通りです。
- 非公開求人を利用できる
- 転職に必要なサポートを受けられる
- 自分で探す時間が省ける
- 年収を上げられる可能性がある
1.非公開求人を利用できる
転職サイトを使う一番のメリットは非公開求人を利用できることです。自分で検索したり調べたりするだけでは見つからない好条件な求人を見つけられる可能性があります。
人気のある医療機関などでは、経験や職歴・能力を求めている人材に絞り込むために、求人公開せずにエージェントに依頼して限定的に求人をかけるケースがあります。
非公開求人には高年収・好待遇なものが多いため、転職サイトを用いる大きなメリットだといえるでしょう。
2.転職に必要なサポートを受けられる
転職サイトに登録することで、履歴書・職務経歴書の添削や面接対策などのサポートが受けられます。理学療法士の転職は面接などで落ちる可能性は極めて低いため、内容の重要性はそこまで重要視されませんが、より良い印象を与えて良い条件を獲得するためには転職ノウハウの理解が必須です。
特に、初めて転職を行う方は将来的に活用できるスキルになるため、積極的に転職サイトのサポートを活用しましょう。
3.自分で探す時間が省ける
転職サイトへ登録するとエージェントからの提案や病院・施設からスカウトがくるため、自分で1から探す手間を省けます。
探す手間だけではなく、病院や施設とのやりとりも仲介してくれるため、連絡を返す時間や心理的な負担を軽減できます。
普段仕事や家事・育児に追われて時間がない方でも効率的に転職活動を進めることができる点は転職サイトを利用するメリットだといえるでしょう。
4.年収を挙げられる可能性がある
転職サイトへの登録によって自分で直接応募するよりも年収を上げられる可能性があります。
転職サイトのエージェントは給料交渉も代行して行ってくれます。転職サイトは、「転職者の年収の何%」のような形で成果報酬をもらっているケースが多いため、積極的に年収アップの交渉を行ってくれます。
特に自分から希望の年収を伝えることに抵抗がある方には大きなメリットになるでしょう。
理学療法士が転職サイトを使う3つのデメリット
- 自分のペースで転職活動しづらい
- 担当者との相性に左右される
- サイトによって求人情報に偏りがある
1.自分のペースで転職活動がしづらい
転職サイトは転職をする前提で営業やおすすめ転職先の提示を行ってきます。2~3ヵ月の短い期間での転職を勧められることが多いため、自分のペースでゆっくり転職活動をしたい人にはおすすめできません。
情報収集だけがしたい場合にはサイト型のジョブメドレーに登録をしましょう。
2.担当者との相性によって左右される
エージェント型の転職サイトを利用すると、担当してくれる人とあなたの相性によっては転職活動が上手くいかない可能性があります。
よくあるケースでは、男性の担当者が女性ならではのニーズを理解しきれない(育児・福利厚生等)、「人間関係がよい職場」などの抽象的な概念のとらえ方に違いがある、などが挙げられます。
自分の希望を明確に言語化して解決することもできますが、時には思い切って担当者を変えてもらうことも必要です。
3.サイトによって求人情報に偏りがある
転職サイトは医療領域、介護領域、地域などによってサイトごとに求人に偏りがあります。
介護領域に強い転職サイトもあれば、あまり求人が豊富ではないサイトも存在するため、自分が転職したい領域や地域に合わせて転職サイトを選ぶ必要があります。
理学療法士で転職サイトへの登録がおすすめな人
転職サイトやエージェントへ登録しての転職活動がおすすめな人の特徴は以下の4点です。
- 非公開求人を知りたい
- 転職先を調べる時間がない
- 職場に給料交渉してほしい
- 転職先の裏事情を知りたい
非公開求人を知りたい
転職サイトに登録する最も大きなメリットは非公開求人を紹介してもらえることです。
特に小規模の施設や病院の情報は、公開されている求人情報よりも非公開で出している求人が多く存在します。
より多くの選択肢から転職先を選びたい方は非公開求人が豊富な転職サイトを選びましょう。
転職先を調べる時間がない
転職サイトのなかでも、エージェント型のものに登録すると希望の条件に合った職場を提案してもらえます。
勤務地や勤務形態などの希望条件に合わせた候補を複数挙げてくれるため、自分で条件を検索・検討する手間が省けます。
サイト型のなかでも「ジョブメドレー」はスカウト機能や急募のリマインド機能があるため、検索する時間がない人にはこちらもおすすめです。
職場に給料交渉をしてほしい
転職エージェントで転職先を検討すると、面接前後で給料の交渉を行ってくれます。
給料アップの交渉を積極的に行ってくれるため、自分で給与交渉をするのは難しいと感じる方におすすめです。
転職先の裏事情を知りたい
転職サイトのエージェントは病院や施設と綿密にやりとりをしているため、職場の事情について詳しく理解しています。離職理由や求めている人材からわかる人間関係や職場の雰囲気、残業の多さなどを教えてくれます。
給料や勤務地など目に見える条件だけではなく、人間関係や残業の多さなどを重視して転職先を選びたい方には、転職サイトへの登録がおすすめです。
理学療法士で転職サイトへの登録がおすすめではない人
転職サイトがおすすめできない人の特徴は以下の3点です。
- 国立や大学病院への転職
- 転職したい特定の病院やクリニックがある人
- 希望に沿わない提案を断れない人
国立や大学病院への転職を考えている人
転職サイトは国立病院や大学病院の求人にはほぼ対応していないため、転職先に国立病院や大学病院を検討している人にはおすすめできません。
国立病院は地方公務員のように地域で一括採用、大学病院は募集要項から選考を経て採用されます。どちらも転職サイトやエージェントからの紹介には対応していないため注意が必要です。
転職したい特定の病院やクリニックがある人
転職したい特定の病院やクリニックが決まっている人は、転職サイトやエージェントの利用は必要ありません。
病院やクリニックでは、求人を出していなくても採用情報をHPに出していたり、直接採用を行っています。
直接応募の方が強い希望を持って入ってくるケースが多く、転職サイトのように紹介料なども発生しないため、病院側からは重宝されます。
特定の転職希望先が決まっている場合には、転職サイト経由ではなく直接連絡しましょう。
希望に沿わない提案を断れない人
他人からの提案やおすすめを断るのが苦手な方も、転職サイトへの登録はおすすめできません。
転職サイトのエージェントから提案された転職先が、いつもあなたの希望とマッチしているとは限りません。
例えば、「自宅から近い職場が良い」と希望した場合に、あなたが20分以内を想定していても、エージェントは30分から40分を近いと考えて提案してくる場合もあります。
自分の意見をしっかりと話し、希望に合わない場合にはその旨を伝えられないと、流れに任せて転職先が決まってしまいます。
そのため、希望に沿わない提案を断れない人に転職サイトの利用はおすすめできません。
理学療法士が転職サイトを効果的に活用するポイント4選
- 複数登録をしておく
- 転職先で解消したい問題を具体的にしておく
- 希望や意思をはっきりと伝える
- 連絡はすぐに返す
複数登録をしておく
転職サイトにはそれぞれ得意な地域や求人の種類があり、提供しているサポートの手厚さにも違いがあります。
特に初めて転職サイトを利用する際には、そのサービス内容の良し悪しも判断がつきません。転職先の希望が「給料を上げたい」「楽な職場に就きたい」など、抽象度が高いほど複数登録をしてサイトを吟味することが重要です。
転職先で解決したい問題をはっきりしておく
転職サイトで転職先を選ぶ際には転職に求める条件や解決したい問題をはっきりさせておくことが重要です。
具体的には、以下の項目を明確にしておきましょう。
希望や意思をはっきりと伝える
エージェント型の転職サイトを利用する場合には、担当者に希望や意思をはっきりと伝えることが重要です。
希望を伝える際には、「人間関係が良い」「業務量が少ない」などの抽象的なものではなく、「人間関係由来の離職が少ない」「残業は月3時間以内で、書類業務が少ない」のように具体的に数値や判断基準を合わせて提案しましょう。
また、希望を伝えても時には条件と異なる転職先を提案されることがあります。その際には、この職場は違う、とはっきり伝えて断ることが必要です。
連絡はすぐに返す
転職サイトからの連絡に対してすぐに返すことで担当者との連絡が円滑に進みます。
転職意思のある人ほど好待遇をしてくれるケースが多いため、連絡は早めかつ積極的に返しましょう。
理学療法士が転職で失敗しないために抑えるべきポイント3選
- 転職サイトや担当者は比較する
- 目的を持って転職活動をする
- 焦らないでゆっくり転職活動をする
1.転職サイトや担当者は比較する
登録した転職サイトや担当者が自分に合っているかどうかは、比較・検討をして始めてわかります。1社だけではなく、2~3個のサイトに登録して、自分に合っているサービスを選びましょう。
2.目的を持って転職活動をする
転職先に求める条件を明確にしておくことで、転職後に失敗したと感じにくくなります。
絶対に外せない条件や転職してからやりたい事、何を目的にした転職なのかをはっきりとさせておきましょう。
3.焦らないでゆっくりと転職活動をする
- 仕事が忙しい
- 年収が低すぎる
- 人間関係が悪い
- 転職先が決まる前に退職した
このような理由で焦って転職先を決めると、譲れない条件を譲歩して転職してしまうため、入社後に苦労するケースが多いです。
転職活動は、
- 残業を減らす
- 情報収集をする
などの準備期間を経てから行うことが失敗しないコツです。
理学療法士向け転職理由別のおすすめ転職先
ここでは転職の動機別におすすめの転職先や領域を紹介していきます。
人間関係の悩みなら訪問リハビリ
訪問リハビリ(看護)は、始業・終業時のカンファレンスや昼休み以外は基本的に1人で行動している時間が長くなります。
職場で関わる人も看護師やケアマネだけの場合が多く、人間関係のトラブルが生じにくいです。そのため、人間関係が理由で転職をする場合には訪問リハビリがおすすめです。
待遇・就業環境への不満なら大きな病院か介護施設
大規模な病院やグループ傘下の介護施設は給与以外に休暇や賞与、各種手当などが好待遇なケースが多いです。
待遇や福利厚生を重視するなら、小規模な施設や個人経営のクリニックは避けましょう。
施設・会社の将来性への不安なら公立病院か有床病院
公立病院は公務員と同様の給与体系で、有床病院はニーズが絶えないため、将来的に経営難に陥る可能性が低いです。
クリニックや介護施設などで現職場の将来性に不安がある場合には、公立病院か有床病院への転職を検討しましょう。
キャリアアップのためなら大学病院
キャリアアップや将来的に転職で有利になるためには大学病院への転職がおすすめです。
大学病院は新卒や若手の一括採用が多いため、転職できる年齢が限られますが臨床・研究の様々な分野において実績を作れます。
結婚などライフスタイル変化には介護施設や訪問リハビリ
ライフスタイルの変化によって転職が必要になる場合には、介護施設や訪問リハビリ(看護)への転職がおすすめです。
介護施設や訪問リハビリは時短勤務や早退などの融通が利きやすいため、ライフスタイルに合わせて柔軟に変化させられます。
理学療法士が転職で年収を増やすには?
理学療法士が転職で年収を増やすためには以下のことに注意して転職しましょう。
- 診療報酬の高い領域に転職する
- 昇進して役職に就ける職場に行く
- 条件の良い病院・施設に転職する
診療報酬の高い領域に転職する
理学療法士の診療報酬は、急性期病院やクリニックなどの医療保険領域よりも介護施設や訪問リハビリなどの介護保険領域の方が高いです。
理学療法士が稼げる金額は支払われる給料の上限にも影響するため、介護保険領域の職場は年収が高くなる傾向にあります。
昇進して役職に就ける職場に行く
経験年数が豊富な方や「認定理学療法士」「専門理学療法士」などの資格を持っている方は、役職に就けるポストがある職場への転職で年収アップが狙えます。
特にオープン初期の病院や施設では役職を得られる可能性が高いため、開業からの経過年数を見て判断しましょう。
条件の良い病院・施設に転職する
規模の大きな病院や施設は他の病院・施設と比較して年収が高くなりやすい傾向にあります。
転職時は年収が低くても勤続年数が増えるにつれて昇給幅が大きくなる病院もあるため、転職時に確認しておきましょう。
理学療法士が転職以外で
年収を上げるには副業がおすすめ
理学療法士が転職以外で年収を上げるには副業がおすすめです。具体的には、
- WEBライター
- 物販(せどり)
この2つが即金性が高く継続することで月10万円以上狙えるためおすすめです。
副業を始める際は独学よりもある程度初期投資をして効率よく学習を進めた方が、年収を上げられる可能性が高まります。
初期投資にはこれらの教材がおすすめです。
理学療法士転職サイトに登録してから求人応募までの流れ
- 転職サイトに登録する
- 担当者からヒアリングを受ける
- 求人紹介・求人検索
- 書類の作成・添削・応募
- 面接対策・面接
- 内定、入職・退職手続き
1.転職サイトに登録する
WEB上から会員登録をします。
複数の転職サイトに登録して、操作性や検索機能などを比較しましょう。
2.担当者からヒアリングを受ける
登録後、営業日24時間以内に担当者から電話がきてヒアリングが行われます。
ヒアリングの具体例は以下の内容です。
- 本人確認
- 現在の状況(年収や勤務地、経験年数)
- 転職理由と希望時期
- 希望条件(勤務地、時間、待遇等)
3.求人紹介・求人検索
ヒアリングの内容をもとに、担当者からあなたに最適なお仕事が複数紹介されます。
サイト型・エージェント型ともに検索機能が利用できるため、自分で希望に合う求人を探すこともできます。
4.書類の作成・添削・応募
気に入った職場が見つかれば、応募に必要な履歴書や職務経歴書の作成を行います。
志望動機や書くべき内容に関して、採用確率が上がる書き方をアドバイスしてくれます。
応募先への連絡や書類提出も代行してくれるため時間がなくても安心です。
5.面接対策・面接
書類選考を通過した後は面接対策を行います。面接日はあなたの希望をもとにスケジュール調整をしてくれるため手間はかかりません。
zoomなどを用いてオンラインで面接が行われることが多くなっていますが、現地で面接を行う場合には同行してサポートしてくれるエージェントもいます。
6.内定・入職・退職手続き
内定が出ると、希望条件と相違がないか労働条件通知書が渡されるので確認しましょう。
ここで給料や雇用条件の交渉を行ってもらえます。
また、書類選考や面接で落ちてしまった場合でもフィードバックをもらえれ、再度条件の合う職場を探してもらえます。
理学療法士向け転職サイトを利用したPTの体験談
ここからは実際に転職サイトを利用して転職した理学療法士の体験談について述べていきます。
皆さんが転職サイトを使って転職活動をする際の参考にしてください。
・前の職場から転職を決意した理由は?
前職は個人経営のクリニックで働いていましたが、給料と休みが少なかったため転職活動を始めました。
年収が低くて月の手取りは約18万円、土日祝日も営業しているため、年間で100日弱の休みしかありませんでした。
新卒から3年間勤務しており、人間関係が良好だったので居心地は良かったのですが、昇給額の少なさから将来に不安を感じて転職を決意しました。
・転職活動を始めた時期は?
3月での退職を考えていたので、転職活動は11月くらいから行いました。
・登録した転職サイトは?
サイト型が1つとエージェント型の転職サイト2つに登録しました。
1つの転職サイトは日中の電話連絡がしつこく、折り返し連絡できる時間がなかったのでやめてしまいました。
もう一方も電話連絡はきていましたが、LINEでのやりとりが可能で仕事に干渉しない時間に返答できたので、そちらにお願いしました。
・転職サイトに伝えた希望条件は?
今よりも高い年収を第一に希望条件として伝え、休みができれば多いところを条件で伝えました。
年収以外は抽象的な希望になってしまったのですが、許容可能な通勤時間や勤務時間帯、将来的なキャリアプランなどの詳細な内容までヒアリングしてくれて、明確に希望を伝えられました。
年収アップに重きをおいた転職先と、休みの多さに重きを置いた転職先をそれぞれ1つづつ提示していただきました。
・転職先が決まるまでどのようなサポートがある?
メインは履歴書の添削と面接対策です。具体的にここを修正したほうが良いという点を客観的に教えて頂けたのは良かったですね。
あとは転職先とのやりとりを仲介してくれたので心理的な負担はかなり少なかったです。
・理学療法士向けの転職サイトを利用して1番良かった点は?
自分でネット検索してた時には見つからなかった非公開求人を紹介してもらえた点です。年収や待遇も公開情報より良いものが圧倒的に多くありました。
・実際に転職してみてどうですか?
前職場と業務内容が大きく異なっているので慣れるまで大変でしたが、その分給料をもらえているので転職してよかったと思います。
理学療法士の転職でよくある質問
理学療法士(PT)から一般職へ転職は可能?
可能です。しかし、理学療法士の資格を活かして働ける一般職はほとんどありません。
一般職向けの転職エージェントを利用して、自分に合った転職先を見つけましょう。
理学療法士から一般企業に転職する場合、WEBサービス系の事業や営業などの職種に転職するケースが多いようです。
ブランクがあってもOK?
一定の臨床経験年数があれば大丈夫です。理学療法士はどこの病院・施設も不足しており売り手市場なので就職できないといったことは滅多にありません。
ただし、大学病院や大きなグループの系列病院など、一定期間のブランクがあると応募できない職場もあるため注意が必要です。不安な方は、転職エージェントの担当者に相談しましょう。
30代・40代でも転職できる?
全く問題ありません。特に病院などの医療保険領域においては、臨床経験5~6年目以上の中堅職員が不足している場合が多く、むしろ重宝されます。
ただし、高年収・好待遇の職場を求める場合、それなりのキャリアが必要になるため注意が必要です。
面接時に聞かれる前職の退職理由は何がいい?
キャリアアップのための転職であれば、面接を受けている職場でキャリアアップをしたい旨を話せば良いですが、ネガティブな退職理由の場合には 言い回しや伝え方は難しいものです。
転職サイト経由で転職をすれば、面接対策のときにあらかじめよく聞かれる質問に対しての回答を一通り対策してくれます。
志望動機が思いつかないけどどうすれば良い?
履歴書に書く志望動機も転職エージェントに依頼すると好印象を与えやすい文章に添削してもらえます。
転職活動を始めた理由を書き出し、ポジティブな表現に変更していきましょう。具体的には以下の通りです。
・年収が低いから前職をやめた→
経験を積んで自分の市場価値を高めるために転職活動をしている
他にも転職サイトでは、志望動機の例文などが乗っています。
気になる方はこちらも見てみてください。志望動機の例文 doda
転職先を併願しても大丈夫?
併願しても大丈夫です。むしろ併願したほうが好条件の職場に転職できる可能性が上がります。
理学療法士の養成校から新卒で就活する際には、「1つの病院・施設しか受けてはいけない」という謎の圧力が存在します。(おそらく学校の都合)
内定の概念はありますが、辞退することはほとんど許されないため、1つの病院施設しか受けてはいけないイメージがありますが、実際はそのようなことはありません。
複数受けて比較・検討をしてより良い条件の職場に転職しましょう。
理学療法士におすすめの転職サイトまとめ
理学療法士におすすめの転職サイトと失敗しない選び方について解説してきました。
転職サイトを使った転職は、病院・施設とのやりとりや面接対策を行ってくれるため、初めての転職でも上手くいきやすいです。
迷っている方は、複数のサイトに登録してみて自分に合ったものを使い続けましょう。
実際に使ってみてから決めることが大切なので、まずはおすすめの転職サイトから登録してみて下さい!
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